~ TOEIC英単語帳選びでお困りの方はこちら ~

【日本語解説付き】TEDで本当の意味でコミュ力を高めるおすすめ動画「より良い会話をする10の方法」

【日本語解説付き】TEDで本当の意味でコミュ力を高めるおすすめ動画「より良い会話をする10の方法」

Milk(ミルク)

こんにちは、ミルクです。
今回はTED Talksで私が視聴した動画を紹介します。

「10 ways to have a better conversation」

タイトルは「10 ways to have a better conversation」で、日本語に訳すと「より良い会話をする10の方法」みたいな感じでしょうか。動画は11分くらいでして、「人とのコミュニケーションを円滑にするための方法」についてのプレゼンテーションでした。

プレゼンの要約

ではまずプレゼンの全体像をつかんでおきましょう。要約は私が一人で行ったものなので、ポイントがずれていたらすみません(笑)

要約
  • 現代では顔を突っつき合わせる機会が減り、オンラインでのコミュニケーションが増えていて、未だ嘗てないくらいに他人の話に聞く耳を持たず主張が極端に分かれやすい状態にあるという(つまりどんなトピックでも言い争いになりやすい)
  • 会話のテクニックとして定番の、目を見て頷くだとか、前もって相手の興味のあるトピックを考えておくとか、相手の話を繰り返して要約するだとか、こういった小手先のテクニックでは通用しないと主張する
  • 他人との会話を円滑に進める上で大事な10のルールは、①何かをしながら話を聞かないこと、②一方通行にならないこと、③Yes/Noで終わらない質問をすること、④会話の流れに沿うこと、⑤知らないことは知らないと言うこと、⑥自分の経験をその人のと一緒にしないこと、⑦同じ話を繰り返さないこと、⑧細かい情報にはこだわらないこと、⑨ちゃんと聴くこと、⑩簡潔に伝えること、だという

他人の話を上手に聞く「傾聴」のテクニックについては書籍でもたくさん見かけますが、そもそもあなたが本当にちゃんと話を聞いているならそんなこと覚える必要はないでしょ?と仰っていました。全く、その通りですな…(笑)

また10のルールについては、そのうち1つでもマスターしてしまえば、随分コミュニケーションが変わるでしょうとのことです。これが本当に為になるスピーチだったので、以下に10項目の詳しい内容をまとめておきます。

MEMO
  1. 何かをしながら話を聞かないこと: 手に持っているスマホを置くのはもちろん、相手の話やその瞬間に全意識を向けること。話半分で聞くくらいなら会話から抜けたほうがいいとのこと。
  2. 一方通行にならないこと: そのままの意味。自分の話を一方的にすれば相手にとっては退屈でしかない。会話の際は常に「相手からは何か学ぶべきことがあるはずだ」という姿勢で相手の話にも耳を傾けるべし
  3. Yes/Noで終わらない質問をすること: はいorいいえで答えられる質問からはそれ相応の短くて強烈な答えしか返ってこない。だから、5W1Hなどを意識して常に相手に説明の余地を与えられるようにすべし
  4. 会話の流れに沿うこと: 相手の話をしっかり聞いたうえで浮かんできた言葉を返すべし。よく相手の話に適当に相槌を打ちながら内心で次のとっておきの質問を考えている人が居るが、それでは相手の話を聴いていることにはならない
  5. 知らないことは知らないと言うこと: そのままの意味。
  6. 自分の経験をその人のと一緒にしないこと: 相手が話した身の上話を似たような自分の話を引き合いに出して同一視しないこと。相手の経験と自分の経験は別もので、相手の体験に自分の体験を重ねて話すのに時間を使う必要はない
  7. 同じ話を繰り返さないこと: 仕事や家族の話など、自分に関わりが深い話になると人は何度も同じ話を繰り返しがち。しかしこれは相手からすると退屈でしかないのでやめるべし
  8. 細かい情報にはこだわらないこと: 話の中の何年だとか、名称がどうだとか、そういった細かい部分は気にし過ぎなくても相手の方はあまり気にしていない
  9. 話を聴くこと: シンプルだが一番大事な項目。
  10. 簡潔に伝えること: いい会話とはミニスカートのようなもので、興味を惹くのに十分な短さかつテーマをカバーするには十分な長さである

プレゼンの見どころ表現

次にプレゼンの見どころとして、ためになる英語表現をまとめてみました。

And we make decisions about where to live, who to marry and even who our friends are going to be, based on we already believe.
そして私たちは、どこに住むか、誰と結婚するか、誰と仲良くなるかということまで自分が既に見知っている信念に基づいて決めようとします。

ポイントは「関係代名詞 + to do」が続く部分。例えば「どこに住むか」というのも「Where we live」と言わずとも「Where to live」とTo不定詞との組み合わせで表現できるんですね。

Little Milk

We’ve heard interviews often in which a guest is talking for several minutes and then the host comes back in and asks a question which seems like it comes out of nowhere, or it’s already been answered.
ゲストが数分話し続けた後、ホストが話す番になって何の脈絡のない質問や前にもう答えた質問をぶつける、こういったインタビューをよく耳にします。

ポイントは「前置詞 + 関係代名詞~」の文法でして、interviews in which~が「~というインタビュー」という風に、直前に来る名詞interviewsの内容を説明する節になっています。

Little Milk

I cannot tell you how many really important people have said that listening is perhaps the most, the number one most important skill that you could develop.
どれ程多くの重要人物たちが「話を聴くということは自分で伸ばせる一番大事なスキルだ」と言っていたか、伝えきれない程です。

cannot(can’t) tell you~ は「~を伝えても伝えきれない!」という強調表現になります。決して何かを説明できないというわけではないので注意です。

Little Milk

注意
引用文中の和訳は筆者によるものです

プレゼンの個人的な感想

最後に今回のプレゼンを視聴しての個人的な感想です。

Milk(ミルク)

聞き上手になるテクニックみたいな本は書店でもたくさん見かけますが、小手先のテクニックはまず自分のマインドセットを整えてからだよなぁ…と個人的に思います。結局表面上で聞いてるフリをしていてもいつか見抜かれますし、根っこありきのテクニックだと改めて学びました。