~ TOEIC英単語帳選びでお困りの方はこちら ~

「Well」と「Good」の違いを文法的・意味的に解説してみた

「Well」と「Good」の違いを文法的・意味的に解説してみた

Milk(ミルク)

こんにちは、ミルクです。
今回はwell と goodの違いについてのお話になります。

「Well」と「Good」の違いを文法的・意味的に徹底解説してみた

Well」と「Good」はどちらも大まかには「良い、上手である」という意味になりますが、どうやって使い分ければいいのでしょうか?

ここでは両者の違いを文法的、意味的にはっきりさせていきましょう。

「Well」と「Good」の文法的な違い

まず両者の文法的な違いですが、「Well」は副詞として使えるのに対して、「Good」は副詞では使えません。その代わりに「Good」は主に形容詞として使われます。

副詞は動詞や形容詞を修飾(肉付け)するのに対して、形容詞は名詞を肉付けします。それぞれの品詞の特徴については以下で詳しく説明しています。興味のある方は一緒にご覧ください。
【言語学習の出発地点】まずは英語の品詞8種類のイメージをイラスト図解で完全攻略!【言語学習の出発地点】まずは英語の品詞8種類のイメージをイラスト図解で完全攻略!

MEMO
アメリカのスラングでは「Good」が副詞みたいに使われることもありますが、文法的には正しくありません。
例) It’s going real good.(マジでいい感じだぜ)

「Well」と「Good」の意味的な違い

次に両者の意味的な違いですが、グラフで比較するとこんな感じになります。

Well Good
名詞 井戸、源泉 徳、利益、良いもの
形容詞 健康な、丈夫な 良い、善良な(良いもの全般◎)
副詞 満足に、上手に、よく
間投詞 さて、えーと、まあ いいね、よし!

結構イレギュラーな意味もありますが、簡単な単語だからこそ上級者向けの試験で違う意味が出題されることがあります。何となく頭に入れておきましょう。

「Well」と「Good」の使い方例

では最後に「Well」と「Good」の文法的・意味的な違いを例文で確認してみましょう。

例文:Well(副詞)

Tommy(トミー)

Hey Dolly! How is it going?
やあドリー!調子はどう?
(It’s)Going well, and yourself?
調子はええぞ、お主は最近どんな感じかの?(現在進行形の動詞goingを肉付けしてる)

Dolly(ドリー)

例文:Well(形容詞)

Tommy(トミー)

I don’t feel well right now.
今ちょっと気分がよくないんだ。

例文:Well(間投詞)

Tommy(トミー)

Who are you?
あなたは誰?
I’m Dolly. Well, are you serious?(一度途切れた話を続けるように間を埋めている)
ドリーじゃ。おい、お主正気か?

Dolly(ドリー)

例文:Well(名詞)

Tommy(トミー)

You know what, I found a well behind my house yesterday!
あのさ、昨日僕の家の後ろに井戸を見つけちゃったんだよね!

例文:Good(形容詞)

Tommy(トミー)

Hey Dolly! How are you doing?
やあドリー!調子はどう?
(I’m)Good, and yourself?
調子はええぞ、お主は最近どんな感じかの?(代名詞Iを肉付けしてる)

Dolly(ドリー)

例文:Good(間投詞)

Tommy(トミー)

I’m ready to go.
準備はできたよ。
Good. We’re doing a flit tonight then.
よし。それじゃあ今夜、夜逃げをするぞ。

Dolly(ドリー)

例文:Good(名詞)

Tommy(トミー)

You should seek as much good as possible if you want to do business successfully.
ビジネスを成功させたいなら、可能な限りの利益を追求すべきですよ。

まとめ

ポイント
  • 「Well」と「Good」は文法・意味的にも違う部分がある
  • 「Well」は副詞で使えるのに対して「Good」は使えない
  • 「Well」と「Good」は名詞や形容詞、間投詞としても意味が異なる

Milk(ミルク)

「Good」と「Well」の違いはネイティブでも国ごとに使い方が間違っていたりして非常にややこしいです。ただ品詞の違いをしっかり押さえられていればそんなに難しくはないので、この部分が怪しい方はまず品詞のイメージを掴むところから始めてみてはいかがでしょうか?