Milk(ミルク)
こんにちは、ミルクです。
今回はTED Talksで私が視聴した動画を紹介します。
今回はTED Talksで私が視聴した動画を紹介します。
お品書き
「Why we ignore obvious problems – and how to act on them」
タイトルは「Why we ignore obvious problems – and how to act on them」で、日本語に訳すと「なぜ明らかな問題を無視してしまうのか-そしてその対処法」みたいな感じでしょうか。動画は10分くらいでして、「目前に迫っている問題を無視して先延ばしにしてしまう心理」についてのプレゼンテーションでした。
プレゼンの要約
ではまずプレゼンの全体像をつかんでおきましょう。要約は私が一人で行ったものなので、ポイントがずれていたらすみません(笑)要約
- 人は時に、何故か差し迫った課題や問題から目を逸らしてしまい、気付いた時には手遅れになってしまう
- 差し迫った重大な面倒ごとや問題をこちらに向かってくる「灰色のサイ」に喩えて、人はどうして灰色のサイから目を逸らそうとしてしまうのか?を説明している
- こうした決断に影響を与えるのは、①周りの環境(社会、人間関係、文化etc)、②その状況についてどれ程予備知識があるか、またはその状況からどのくらい学ぶ姿勢があるか、③その問題に対して自己効力感があるか?の3つだという
そしてこうした決断の際の周りのバックアップによって、より目の前の問題について考えたり、打ち込んだりする余裕ができるんだと。この点ではアメリカの方が「灰色のサイ」から目を逸らしてしまう可能性が高いんだ、とプレゼンターのミケーレ氏は見ているようです。
プレゼンの見どころ表現
次にプレゼンの見どころとして、ためになる英語表現をまとめてみました。As you know, in 2008 it all came tumbling down.
ご存知のように、2008年には全てが崩壊しました。
これは2008年に起こったリーマンショックの話でして、起こる前からその兆候が見られたのに、ほとんどの人はリスクを回避しようとしなかったという話です。As you know(あなたが知っている通り/ご存知の通り)はお互いに知っている情報について語る時によく使われる英語表現です。
Little Milk
Greenspan and many others came out with a postmortem and said, “Nobody could have predicted that crisis.”
グリーンスパンやその他大勢の人は事後に振り返ってこう言いました「この危機は誰にも予測できないものだった」
これもリーマンショックの話でして、グリーンスパンという人はアメリカ経済の問題を注意深くチェックする仕事に就いていたようです。ここでのポイントはセリフの部分でして、「could have + ~過去分詞形」で「~できただろう」と過去の出来事をタラレバで振り返る表現です。(仮定法過去完了といいます)
Little Milk
So how come the conversations are so different?
ではどうしてこんなには両者の会話は違っているんでしょうか?
これは、アメリカと中国では目の前の問題への対策を練る際の周囲とのコミュニケーションが非常に異なっている、というくだりです。ポイントは「How come ~?」でして、これで「どうして~なのか?」と表現できます。何故?を問う表現は「Why」だけじゃないです!
Little Milk
注意
引用文中の和訳は筆者によるものですプレゼンの個人的な感想
最後に今回のプレゼンを視聴しての個人的な感想です。Milk(ミルク)
テスト前に大事な勉強を投げ出して部屋のお片付け、面倒な仕事のメール処理を後回し…目の前の問題が大事と分かっているのについ目を逸らしてしまうことってありますよね。でも大抵はそうしているうちに事態はどんどん悪い方向へ行ってしまって、やろうと思ったときには手遅れ!なんてことも。面倒ごとは早急に具体的に細かいステップに分けて処理していくのが吉だと思いました。