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【日本語解説付き】TEDで教育者の在り方を見直す動画「すべての子どもに強い味方を」

【日本語解説付き】TEDで教育者の在り方を見直す動画「すべての子どもに強い味方を」

Milk(ミルク)

こんにちは、ミルクです。
今回はTED Talksで私が視聴した動画を紹介します。

「Every kid needs a champion」

タイトルは「Every kid needs a champion」で、日本語に訳すと「すべての子どもに強い味方を」みたいな感じでしょうか。動画は8分くらいでして、「教育者こそが子どもたちの強い味方で居てあげるべきだ」というプレゼンテーションでした。

プレゼンの要約

ではまずプレゼンの全体像をつかんでおきましょう。要約は私が一人で行ったものなので、ポイントがずれていたらすみません(笑)

要約
  • 子供の教育改革にはまず現場で良い人間関係を築くことが大切だと説く
  • 子どもに自信を持たせ、学習の意欲を持って学校に来てもらうには教師の生徒への接し方が大切になる
  • ただ決められたカリキュラムを教えるのに徹するのではなく、子どもたちがリスクを恐れずにあれこれ考え抜ける環境を作るために、どんな子も見捨てずに「強力な味方」で居てあげることが大切になる

プレゼンの見どころ表現

次にプレゼンの見どころとして、ためになる英語表現をまとめてみました。

He said you ought to just throw in a few simple things, like seeking first to understand, as opposed to being understood.
彼は、理解してもらおうとするのではなく、まず理解しようと努めるような、ちょっとしたことから始めるべきだと言います。

ここでいう「彼」というのは名著『七つの習慣』で有名なスティーブン・R・コヴィー氏でして、彼の言葉を引用しています。「as opposed to~」は何かを比較する時に便利な熟語表現ですね。

Little Milk

And when my mama died two years ago at 92, there were so many former
students at her funeral, it brought tears to my eyes, not because she was gone, but because she left a legacy of relationships that could never disappear.
私の母が2年前に92歳で亡くなった時、かつての母の生徒たちがたくさん葬儀に参列していました。これを見て私の目には涙が浮かびましたが、これは母が逝ってしまったからではなく、決して消えることのない財産を母が遺していったのだと感じたからです。

スピーカーのリタ氏の母も教育者で、今回のスピーチの教訓も母から学んだことだったと言います。「not because A, but B(Aだからではなく、Bだから)」は理由を述べる時によく使います。他にも、「決して消えることがない」を couldn’t disappear と単に否定形で表現するのではなく、could never disappearと言うことでより強調された表現になっています。

Little Milk

We’re born to make a difference.
私たちは何かを変える為に生まれてきたのですから。

スピーチの最後の締めの言葉です。「Born to be free」みたいな表現があるように、「be born to be~」で「~になる(する)ために生まれてきた」というかっこいい表現になります。

Little Milk

注意
引用文中の和訳は筆者によるものです

プレゼンの個人的な感想

最後に今回のプレゼンを視聴しての個人的な感想です。

Milk(ミルク)

リタ氏がスピーチの中で言うように、すべての子どもたちを好きになれと言うわけではなく、時にある種役者に徹することも大切というくだりは「確かになぁ」と納得しました。苦手な子どもとの繋がりもまぎれもない人間関係の一部で、そうまでしてでも、子どもたちを見捨てずに味方で居てあげることが大切なんだという話でした。頭ごなしに「あれはダメこれはダメ」よりも、子どもと同じ目線に立って一緒に考えてあげる方がずっといいんだろうなぁと思います。