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【ただのモノじゃない】覚えとくと便利な「thing」を使ったイディオム10選

【ただのモノじゃない】覚えとくと便利な「thing」を使ったイディオム10選

Milk(ミルク)

こんにちは、ミルクです。
今回は「thing」を使った慣用句についてのお話になります。

ただの「モノ」じゃない!Thingを使ったイディオム10選

「Thing」といえば、中学校では「もの、こと」という意味ですよ~程度に習う英単語。ですが、これだけだと水面をつま先でソフトタッチしたくらいのものでして、実はもっと奥が深くて汎用性が高い単語です。

ここではそんな「Thing」を使ったイディオムを10個、例文とセットで見ていきましょう。

One more thing(あともう一つ)

大人気ドラマ「相棒」の杉下右京さんが人差し指を突き出して言い放つ「ああ、それともう一つだけ。」あの名言のイメージです。
Is this all you want me to write down in your will?
遺言として残しておきたいことはこれで全部か?

Dolly(ドリー)

Tommy(トミー)

Just one more thing, please…say thank you to Darumako for always being my friend.
それじゃあ、あともう一つだけ頼む…だるま子に「いつも友達で居てくれてありがとう」と。

Sure thing(もちろん!)

これは会話の中で相手に頼み事をされた時や、同意を求められた時なんかに使える切り替えしです。ミッキーの声真似をしながら「ハハッ、モチロンサ!」を「Haha! Sure thing!」と裏声で音読してみると覚えやすいですね。

「For sure」でも「もちろんさ!」という意味があったりするので、こことつなげて覚えればなお楽かなと思います。

Tommy(トミー)

Are you actually sure of what you’ve just asked me to do? You’re gonna(going to) melt down if I dry your hair.
たった今僕に頼んだことがどういうことか本当に分かってる?僕が君の髪を乾かしたら君は溶けちゃうんだよ?
Sure thing! Still I want that.
もちろんよ!それでも構わないわ。

雪 だるま子

have(get) a thing for~(~に気がある、夢中だ)

「have a thing for~」は海外ドラマでも頻出の表現でして、「誰彼に夢中なの」と言いたい時に便利な慣用句です。

Tommy(トミー)

You know the girl I bumped into yesterday on the street. I’ve got a thing for her..
昨日道ばたで出会った女の子いるじゃない?僕、彼女を好きになっちゃったみたい..

have(get) a thing about~(~が嫌いだ、苦手だ)

「have a thing about~」も上の慣用句と似てはいますが、なんと意味は真逆。「誰彼/何かが大嫌い!苦手!」という時に使いまして、類義語の「hate」よりも若干婉曲的(遠まわし)な表現となります。

Tommy(トミー)

I have a thing about cochroaches.
僕はGが大っ嫌いだ。

a done thing(世の中の常識、当たり前のこと)

「a done thing」は直訳すると「既に成し遂げられたもの」といった意味になりまして、ここから「世の中の常識」「一般的なこと」を指す慣用句として使われるようになりました。

ちなみにこの表現は否定文の中で使われることが多いように思います。

Tommy(トミー)

It seems not a done thing Kenshi Yonezu made a remarkable record of 300 million views on YouTube.
米津玄師さんがYouTubeで3億回再生の記録を達成したのは尋常じゃないことだと思います。

see things(幻覚・幽霊を見る)

「see things」は直訳で「物事を見る」ですが、“得体のしれない物事”を見るから転じて「幻覚/幽霊を見る」という意味になります。

Tommy(トミー)

I saw things last night suddenly having a sleep paralysis. Believe me!
昨晩、急に金縛りに遭って幽霊を見たんだ。信じておくれよ!

a thing or two(多少のこと、ちょっぴり)

控えめに「ちょっとだけね..」とか「多少はね..」と謙遜するときにピッタリなのが「a thing or two」です。「a few thing」と近い意味・使い方ですが、表現がお洒落で響きも良いです。
Oh you’re very good at singing, Tommy! Are you a professional singer or something?
おお、お主はめちゃくちゃ歌が上手いのう、トミーよ。もしやプロの歌手か何かか?

Dolly(ドリー)

Tommy(トミー)

Not Really. My Dad taught me a thing or two about music.
そうでもないよ。父さんに音楽について多少教えてもらったことがあってね。

make a thing of~(~についてあれこれ騒ぎ立てる)

「make a thing of ~」は何かについて大げさに騒ぎ立てる時に使う表現です。マスコミが芸能人の不倫を水を得た魚のごとく連日取り上げる様はまさにそれ。

Tommy(トミー)

The mass media often makes a thing of celebrities’ scandals.
マスコミはよく有名人のスキャンダルについて大げさに騒ぎ立てるよね。

the thing is, ...(実は...なんだ/問題は...なんだ)

ネイティブも結構使う「the thing is..」は何か核心を言うときや、問題がある時にそれを打ち明けるのに使われる表現です。ただこのニュアンスとは全然関係ない時にも使われることがあるようです。

Tommy(トミー)

My plan is still going well, but the thing is, I’ve lost the motivation to get it done.
僕の計画はまだ順調だけど、問題は、僕自身がそれをやり遂げるモチベーションを保てなくなってしまったことです、トホホ。

One thing led to another(色々あって)

最後は「One thing led to another」で「色々あって」や「あれこれしてるうちに」みたいなニュアンスの表現になります。

細かく見ていくと「One thing(一つのこと)」が「led to another(また一つのことに繋がって)」というループを繰り返してきて「あれこれあってね..」という響きになるんですね。一難去ってまた一難、みたいな感じでしょうか。

Tommy(トミー)

One thing led to another, I decided to move to Hokkaido.
色々あって、僕は北海道に引っ越すことに決めました。

まとめ

Milk(ミルク)

Thingが中学校で習う「もの・こと」以上に奥が深い単語だと分かる慣用句のバリエーションの豊富さ…日常会話だと、言葉が詰まったりまとまらない時に「The thing is..」で間を埋めたり、快い返事をしたい時に「Sure thing!」辺りはパッと出るようにしておきたいですね。