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「人に教えること」と「フラッシュカード」の学習効果が高い理由はどちらも〇〇をしているから

「人に教えること」と「フラッシュカード」の学習効果が高い理由はどちらも〇〇をしているから

Milk(ミルク)

こんにちは、ミルクです。
今回は「人に教える・フラッシュカードの学習効果が高い理由」についてのお話になります。

「人に教えること」と「フラッシュカード」の学習効果が高い理由はどちらも【検索練習】をしているから

人に教えることは自分の勉強にもなる!フラッシュカードは暗記に効果的だ!という話はよく聞きますね。効率的な勉強法は近年でも科学的に確立されてきてまして、上記2つのテクニックもご多分に漏れず、です。

であれば、どうして効率的な勉強というのが存在するのか?一見全然違う「人に教えること」と「フラッシュカード」にはどんな共通点があるのか?この部分を知っておくことで効率的な勉強のやり方が分かるというものでしょう。

ただ教えるだけではダメ!学習効果を高めるには説明の過程で知識を取り出す作業をすべし

2018年にシンガポール国立大学が発表した研究によると、人に教えることの学習効果が高いのは、その過程で「検索練習」をしているからだそうです。

検索練習とは、過去にインプットした知識を後になって取り出す練習のことで、フラッシュカードや暗記ノートを使った勉強などが当てはまります。この学習効果は科学的にも確立されていまして、基本的ですがしっかり取り入れたいテクニックと言えましょう。

この研究では数学の問題を解いてもらう前に「ノートを見ないで人に教える」「ノートを見ながら人に教える」「検索練習だけする」「何もしない」というグループ分けで1週間後の数学テストの出来を比べる実験していました。そして分かったのは、以下のポイントです。

  • ノートを見ないで人に教える、検索練習だけするグループで学習効果が確認された
  • ノートを見て人に教えたグループでは確認されなかった
  • 人に教えるときに大事なのは説明するために記憶を取り出そうとする「検索練習」である!

ノートなしのグループはいわば「検索練習+人に教える」という2つのテクニックを同時にこなしているわけで、この場合と検索練習だけした場合でだけ学習効果が確認されました。この結果から、人に教える学習効果は検索練習に支えられているんでは?と考えられるんですね。

教える相手がいない場合ってどうすればいいの..?

とはいえこんな意見もありましょう。

Tommy(トミー)

教える相手がいない人はどうすればいいのよ?
こんな時は、人の代わりにぬいぐるみや人形に向かって語りかけるのでも問題ないと思います。要は対自分じゃない誰かor何かを想定すればいいので、他にもペットのワンちゃんや子猫ちゃんに説明してみてもOKでしょう。

まとめ

ポイント
  • 効率的な勉強法の共通点は「検索練習」をしていること
  • 人に教えるのが効果的である理由も、他人に説明する際に一生懸命記憶を取り出そうとするからであると考えられる
  • 逆にノートを見ながらだとこの過程がないので学習効果はパッとしないようだ

Milk(ミルク)

効率的な勉強法のキーワードは「検索練習」でした。過去に脳に取り込んだ知識をひたすら取り出す作業を繰り返す、これが定着への近道である。結局は基本が大事なんだなぁとよくわかるシンプルな結論ですね(笑)