Milk(ミルク)
こんにちは、ミルクです。
今回は紙の本と電子書籍のメリットについてのお話になります。
今回は紙の本と電子書籍のメリットについてのお話になります。
お品書き
紙の本にはまだまだメリットがたくさん!
電子書籍が台頭してきて、今では紙の本に負けないくらい勢力を伸ばしつつありますが、私たちはこの波に乗るべきなのでしょうか?
ここでは両者のメリットを、客観的なデータに基づいて徹底比較して見ていきましょう。
2018年に出た研究の結果:紙の本が全体的に学習メリットは大
2018年にバレンシア大学が発表した研究では、2000~2017年までに出た171,055名分の関連研究を総まとめして、紙の書籍と電子書籍の学習効果を比べる分析を行っています。そしてこの分析から分かった「電子書籍 vs 紙の書籍」の決着はこんな感じになります。
- 読む時間が限られている時には特に紙の書籍のメリットが大きいようだ
- この効果は本のジャンルには関係なく見られて、文章は物語よりも説明文だとメリットは大きい
- 2000年以降は年々紙の書籍のメリットの方が大きくなってきている
どうでしょうか。デジタル化が目覚ましい昨今ですが、どうやら紙の書籍のメリットはまだまだでかいみたいです。しかもこの効果は年齢によって左右されなかったみたいで、若い子だろうとお年寄りだろうと「電子書籍がちょっと劣る」という結果は変わらないんだとか。
どうして紙のほうがいいのか?
ではどうして紙の書籍の方が学習メリットが大きかったのでしょうか?考えられるのは、私たちのデジタルデバイスとの向き合い方です。私たちが普段スマホなどのデバイスを見ている時、常に気が散って色々なコンテンツに目移りしがちです。こうした姿勢がスマホで読書をするときにも影響して、集中力が低下してしまうのではないか?という説が濃厚なんですね。
まとめ
ポイント
- 紙の本 vs 電子書籍で学習メリットを比べると全体的に「紙の本」に軍配が上がる
- 紙の本のメリットが大きくなるのは、読むのに時間制限がある時、説明調の文章である時
- 書籍のテーマやジャンルによってはこのメリットは変わらなかった
Milk(ミルク)
電子書籍は場所もとらないですし端末一つで色々読めるメリットがあります。ですが今回紹介した研究によると、どうやら学習のメリットでは全面的に紙に劣るようです。私もこの点はアナログでして、部屋の本棚はパンパンです(笑)