【日本語解説付き】TEDで幸福の追求について英語で学ぶ「人生には幸せである以上のことがある」

Milk(ミルク)

こんにちは、ミルクです。
今回はTED Talksで私が視聴した動画を紹介します。

お品書き

「There’s more to life than being happy」

タイトルは「There’s more to life than being happy」で、日本語に訳すと「人生には幸せである以上のことがある」みたいな感じでしょうか。動画は12分くらいでして、「幸福の追求よりも大切なこと」についてのプレゼンテーションでした。

プレゼンの要約

ではまずプレゼンの全体像をつかんでおきましょう。要約は私が一人で行ったものなので、ポイントがずれていたらすみません(笑)

要約

私たちの人生には幸せを求めるよりも大事なことがあり、それは「意味のある人生を送る」こと
意味のある人生には4つの柱があり、それは「Belonging(結びつき)」「Purpose(目的)」「Transcendence(超越)」「Storytelling(ストーリーテリング)」
生きがいを持つ人々は逆境に強かったり、学校や職場での成績もよく、長生きまでするという研究結果があるそう。幸せを追いかけても結局幸せにはなれないので、人生には意味を追求していこう

結びつきや目的は何となく察しがつくと思いますが、超越というのは、現実離れした感覚になれることや自我が消える瞬間を体験することだそうです。いわゆるフローみたいなものでして、人によって入れる局面は違います。

またストーリーテリングというのは、自分にまつわるストーリーをどのようにして自分自身に紡ぐか？ということだそう。「あの時は楽しかったなぁ…」と過去ばっかり振り返る人も居れば、「昔は大変だったけど、あの時があるから今の自分が居るんだ」と前向きな人も居ます。要はここの違いでして、ストーリーテリングが上手くなれば自分の人生を意識的に生きられて意味のある毎日を送れるようになる！みたいな考え方になります。

Milk(ミルク)

私はろうそくの炎を暗闇でじっと眺めている時が一番フローっぽい状態になれます(真顔)

プレゼンの見どころ表現

次にプレゼンの見どころとして、ためになる英語表現をまとめてみました。

And what really struck me was this:
そして私の心を大きく揺さぶったのはこんな事実でした…

スピーカーのエミリー氏が「幸せとは？」という問いの答えを探しに、大学でポジティブ心理学を学んで衝撃を受けたことを話す場面です。注目はWhatの関係代名詞でして、「What strikes me is …(私の心に響くのは…)」はスピーチやライティングでも頻出&定番の表現です。印象に残った出来事について語る時には外せないフレーズでしょう。

Little Milk

Is there more to life than being happy? And what’s the difference between being happy and having meaning in life?
人生には幸せである以上のことがあるのでしょうか？そして幸せであることと意味のある人生を送ることにはどんな違いがあるのでしょう？

ポイントは「What is the difference between A and B」でして、AとBの違いって何なのよ？と聞きたい時に頻出のフレーズです。

Little Milk

Our culture is obsessed with happiness, but I came to see that seeking meaning is the more fulfilling path.
私たちの文化は幸福に囚われていますが、私は生きがいを探求する方がより満足のいく人生になると思うようになりました。

「be obsessed with ~」で「~に囚われる/憑りつかれる」という表現と、「Come to do」で「doするようになる」という表現がポイント。幸福なんざ探したところで見つからないんだから、生きがいを探して結果的に幸せだった、っていう方がずっといいと思いますよ！と説いている場面です。

Little Milk

注意

引用文中の和訳は筆者によるものです

プレゼンの個人的な感想

最後に今回のプレゼンを視聴しての個人的な感想です。

Milk(ミルク)

幸せは追い求める程離れていく…というのはあちこちの論文研究でも分かっていることでして、私も何本か読んだことがあります。現に意識高い系(笑)なので、部屋の壁に自分の生きがいを10個リストアップしたものを貼ってたりします。このテーマに興味があれば、スピーカーのエミリー氏の著書もあるので良かったらどうぞ。